お墓を建てる前に知っておきたい墓相と先祖供養の話

本尊のない仏壇

仏壇の話

本尊のない仏壇

先日墓地で偶然出会ったおばあさんから
お墓の修理を依頼されました。

「これだけしかないけど・・・」と
お年寄りの身で、コツコツと年金をためてきたお金で、
お墓の基礎を直してほしいというのです。

後日、図面とお見積もりを持って、
おばあさんのお家におじゃまさせてもらいました。

          ・・・・・・・・・・・・・・・

お墓をいじるときには
必ず、その家の仏壇に手を合わせ
「精一杯させていただきます」とご先祖さまにご挨拶を
させていただくことにしております。

いつものように、仏壇の前に座り
手を合わせてご挨拶をしようとしたところ、
何と、仏壇の中に「ご本尊」が見当たりません。

目の錯覚かと思い
何度もじっくりと見てみましたが、やはりありません。

          ・・・・・・・・・・・・・・・

いったい、これはどうしたことかと思い
おばあさんに聞いてみると

「確かに、ほかの家にはご本尊はあったと思うが
この家にご本尊がないのは私がここに嫁いで来たときからのことなので、
今まで何もおかしいとは思ったことがない」と言うのです。

私は、おばあさんに、
お墓を直さなくてもいいから、
そのお金で、先にご本尊をご安置するよう申し入れました。

とりあえず、お軸のご本尊を買って、
御住職に仏壇の開眼をしてもらうようにお勧めしました。

          ・・・・・・・・・・・・・・・

おばあさんは、私の申し入れどおりにご本尊を祀り
後日、お墓も直すようになりました。

きれいになったお墓を見て、おばあさんがこう言いました。

「あなたに墓地で逢ってご縁をもらい、いろいろ教えてもらいました。
お墓もきれいになって、もう思い残すことないよ」

おばあさん、いつまでもお元気で長生きしてね。

なんだか、自分の本当のおばあさんに巡り合ったような
不思議な温かい気持ちに包まれた出来事でした。

 合掌   <戻る>

◇◇◇ 愛媛県松山市の石材店 やまもと石材 ◇◇◇

powered by Quick Homepage Maker 4.76
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional